視察会 『神戸市長田区周辺、竹中大工道具館』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2015年1月23日(金)  参加者:13名

1999年に設立されたNPO法人「神戸まちづくり研究所(神戸まち研)」は、地域で活動する個人や団体を支援するとともに、まちづくりに関する調査研究および政策提言を行い、地域住民にとっての住みよいまちづくりに関与することを目的とされています。

今回は、同研究所の「研修受け入れ事業」を利用し、「阪神・淡路大震災」から20年が経過した長田区を歩き、市民活動やまちづくりに関わる人々の話を伺うことにしました。

また、新神戸駅近くの「竹中大工道具館」も視察しました。この施設は、日本唯一の大工道具をテーマとした博物館として1984年に神戸市中山手に開館しましたが、老朽化とスペース不足を解消するため、昨年10月に移転再オープンしています。

研修のプログラムを組んで下さった「神戸まち研」の東末(とうすえ)さんと高速長田駅で待ち合わせ、長田神社方面へ向かいました。

高速長田駅での待ち合わせ

高速長田駅での待ち合わせ

商店街入口の鳥居

商店街入口の鳥居

東末さんの説明

東末さんの説明

商店街の中ほどにある「長田中央市場」は、昭和21年の発足以来、地域の人々に親しまれていましたが、震災で全壊しました。仮設店舗での営業を経て、平成11年に対面方式で復興オープンしたそうです。空き店舗もありましたが、そのスペースはイベントなどに使われているようです。中にいると分かりませんが、集合住宅の建物の1階部分です。

「長田中央市場」入口

「長田中央市場」入口

市場の中

市場の中

鶏肉屋さん

「鶏肉」落合さん

市場が入っている建物

市場が入っている建物

商店街の入口まで戻り、案内役である、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター森栗教授と合流しました。森栗先生の元々のご専門は民俗学ですが、長田区出身ということもあり、震災を機にまちづくりに関わるようになられたそうです。

栗森先生と合流

森栗先生と合流

説明を聞きながら御蔵地区へ移動しました。路地が入り組み、長屋が並ぶ密集地域だったそうですが、震災によって町並みが一変したそうです。「御蔵北公園」には「被災電柱」が保存され、慰霊モニュメント「鎮魂」も設置されていました。

移動途中の説明

移動途中の説明

「被災電柱」

「被災電柱」

慰霊モニュメント「鎮魂」

慰霊モニュメント「鎮魂」

近くの建物には、NPO法人「まち・コミュニケーション」が入っていました。この組織は「主体的に行動し活躍できる人材の育成」と「豊かな地域社会の構築」を目指して活動されているそうです。

「まち・コミュニケーション」が入っている建物

「まち・コミュニケーション」が入っている建物

「まち・コミュニケーション」理事の戸田さん

「まち・コミュニケーション」理事の戸田さん

かつて「菅原市場」があった地区に移動しました。震災後に道路が拡幅された結果、同じような3階建ての住宅が並ぶ、味気ない風景が続いていました。

「菅原地区」の風景

「菅原地区」の風景

「ヘアーサロン水嶋」さんで、震災当時のお話を伺いました。震災から2週間後に神戸に入られた皇后陛下が、近くの瓦礫の上に水仙を献花されたそうです。

「ヘアーサロン水嶋」

「ヘアーサロン水嶋」

水嶋さんのお話

水嶋さん

「菅原市場」の再建店舗であるスーパーの脇には、「寅さん記念碑」が設置されていました。映画「男はつらいよ」第48作が、震災の年にこの地で撮影されたからです。

「寅さん記念碑」

「寅さん記念碑」

市バスで真野地区へ移動し、「市営東尻池コート」を見ました。この集合住宅は、震災により全壊した長屋地権者による共同化を実施したもので、UR都市機構による事業だそうです。かつてのコミュニティを大切にし、以前からあった井戸やお地蔵様を活かした中庭を設けていました。しかし、人の気配はあまり感じられませんでした。

「市営東尻池コート」

「市営東尻池コート」

「市営東尻池コート」の中庭

「市営東尻池コート」の中庭

中庭の井戸

中庭の井戸

細い路地を抜け、「市営真野ふれあい住宅」へ向かいました。ここは「コレクティブハウジング」と呼ばれるタイプの集合住宅で、生活の一部を共同化して、血縁にこだわらない人間関係を築くため、独立した専用住居と住民の共用スペースを持っています。しかし、費用負担の理由などから共用スペースはあまり利用されず、当初目指していた暮らし方がなされていないのが実態だそうです。

まだ多く残っている路地

まだ多く残っている路地

「市営真野ふれあい住宅」

「市営真野ふれあい住宅」

使われていない共用スペース

利用されていない共用の多目的スペース(食堂)

隣りの住戸とつながった通り抜けバルコニー

隣戸とつながった通り抜けバルコニー

庄田橋で湊川の西側に渡り、「六間道商店街」へ入りました。

庄田橋から湊川を見る

庄田橋から湊川を見る

「六間道商店街」入口

「六間道商店街」の入口

神戸長田の地ソース(?)「ばらソース」

神戸長田の地ソース(?)「ばらソース」

昼食の時間になったので、「本町筋商店街」経由で「丸五市場」へ入りました。細い路地に面して十数軒の店が並んでおり、参加者は、焼そば、豚まん、ねり天、コロッケなど、それぞれ好きなものを買い、市場内の休憩スペースのような場所で食べました。

「丸五市場」

「丸五市場」

昼食風景

昼食風景

昼食後、「本町筋商店街」へ戻りました。赤い「ビッグハート」がシンボルになっており、ゆるキャラも生まれています。

「本町筋商店街」

「本町筋商店街」

ゆるキャラ「ビッグハートちゃん」

ゆるキャラ「ビッグハートちゃん」

「ビッグハート広場」は、いろいろなイベントなどに使われているそうです。

「ビッグハート広場」

「ビッグハート広場」

金物店「ヤマモトヤ」の山本さんにお話を伺いました。震災翌日、倒壊した自宅前で撮られた家族写真(笑顔!)が印象に残りました。

山本さん

山本さん

震災翌日の写真

震災翌日の家族写真

商店街のビルでは、「写真展と絵手紙展」が開催されていました。ここにいらっしゃった方は、先ほどの山本さんの奥様でした。娘さんの大学受験の時期に震災に遭い、いろいろ苦労されたそうですが、「家族全員が無事で何よりだった」と話されていました。

「写真展と絵手紙展」

「写真展と絵手紙展」

山本さんの奥様

山本さんの奥様

商店街を抜け、「新長田駅南地区再開発」のエリアに入りました。

「コレクティブハウジング」である「久二塚西ふれあい住宅」は、住棟間の2階レベルに共用スペースの中庭を設けた構成でしたが、利用されている雰囲気はありませんでした。「真野ふれあい住宅」もそうでしたが、事業者・設計者の考えと入居者の生活とが合致していないのでしょう。また、入居者の高齢化に伴い、住居スペースから出なくなることも理由のようです。(両住宅とも“ふれあい”を冠しているのが残念な感じ)

「久二塚西ふれあい住宅」の中庭

「久二塚西ふれあい住宅」の中庭

駅方面とつながる地下道には、震災に関するパネルなどが展示されていました。再開発のため、長田区から淡路島に移設保存されることになった「神戸の壁」を、森栗先生は批判されていました。(「原爆ドーム」を宮島に移すようなもの?)

地下道の展示

地下道での展示

新長田駅前には、高層住宅や商業施設が建ち並んでいました。震災前の様子を知りませんが、ものすごい変貌ぶりなのでしょう。

新長田駅前の風景

新長田駅前の風景

新長田駅前の風景

新長田駅前の風景

地上を歩いているとそれなりに賑わっているように感じましたが、テレビや新聞の報道を見ると、地下や2階以上のお店は苦戦され、空いている所も多いようです。また、住宅の家賃が高いため元の住民は入居できず、多くの住民が入れ替わったと聞きます。

活性化プロジェクトである「KOBE鉄人PROJECT」の目玉として、「若松公園」には「鉄人28号」の巨大モニュメント(高さ15.3m、直立時18m)が設置されていました。作者の横山光輝氏が神戸出身だからだそうです。

「鉄人28号」の巨大モニュメント

「鉄人28号」の巨大モニュメント

駅の北側にある「シューズプラザ」に向かいました。新長田駅周辺は、ケミカルシューズ産業が盛んだったそうで(そのため可燃物が多く、震災時に火災が広がった)、ここにはシューズメーカーの直営ショップが集まっています。

「シューズプラザ」

「シューズプラザ」

入口のハイヒールのオブジェは目立っていましたが、私たち以外のお客さんは数えるほどでした。駅の北側にまで人を呼び込むのは難しいようです。

ハイヒールのオブジェ

ハイヒールのオブジェ

「シューズプラザ」の中

「シューズプラザ」の中

隣りの「アジアギャザリー神戸」は、アジア各国の品や料理の店舗が集まる施設ですが、やはり、閑散とした印象でした。

「アジアギャザリー神戸」

「アジアギャザリー神戸」

その前で、森栗先生に研修を総括して頂きました。(森栗先生の生家はこの辺りだそう)

行政主導で復興が進められた地区、自分達の力で再建した地区、被害が少なく従前の生活を続けている地区。それぞれに解決しなければならない問題は残されているようです。

森栗先生による視察の総括

森栗先生による研修の総括

森栗先生、東末さんと別れ、地下鉄で新神戸駅に向かいました。

竹中大工道具館」は、新神戸駅から歩いて5分ほどの場所にあります。

「竹中大工道具館」入口

「竹中大工道具館」の入口

「竹中大工道具館」外観

「竹中大工道具館」の外観

敷地内の樹木と、新幹線北側の山並とが一体となり、駅前とは思えない環境でした。

庭越しに

ロビーから庭越しに山並を望む

まず、1階ロビーで館長補佐(主任研究員)の西山さんから、敷地の来歴、施設概要などについて伺いました。

西山さんの説明

西山さんの説明

その後、説明を受けながら、地下1階・地下2階の展示スペースを回りました。

一枚板をくり抜いた階段の段板

一枚板をくり抜いた階段の段板

唐招提寺金堂組物の実物大模型

唐招提寺金堂組物の実物大模型

閉館時間を30分近く過ぎるまで、丁寧に解説して頂きました。

西山さんの展示説明

西山さんの展示解説

平日の閉館に近い時間であるにもかかわらず、多くの人が来館していました。日本人ならではの美意識や心遣いが込められた大工道具や大工技術を通して、ものづくりの楽しさ、素晴らしさを実感することができました。

ロビーに戻り、解散しました。

ロビー

ロビーから受付を見る

 

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講演会 『地球温暖化と異常気象 ~ビジネスへの影響~』

<名古屋商工会議所との共催>

日程:2014年9月11日(木)  参加者:25名

講師:岐阜大学大学院 工学研究科 環境エネルギーシステム専攻 准教授 吉野純 氏

近年の夏は、全国各地で猛暑や豪雨、竜巻等の異常気象が発生しています。なぜ異常気象が相次いで起こるのか? 地球温暖化との関係はあるのか? 今世紀中に日本に来襲すると想定されるスーパー台風への防災対策はどうすればよいのか?

そのような疑問に対する回答として、気象予報士でもある吉野氏に、以下の内容について講演して頂きました。

吉野純 氏

吉野純 氏

1.近年の異常気象について

2.地球温暖化と異常気象

3.東海地方に来襲するスーパー台風

4.地球温暖化がビジネスに与える影響

【参考】岐阜大学局地気象予報システム

講演会風景

講演会風景

あらゆる分野に対して多大な影響を及ぼす異常気象や温暖化について考える、貴重な時間となりました。なお講演会を開催した9月11日は、2000年に東海豪雨が発生した日でもありました。

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視察会 『三重県総合博物館、三重大学エネルギー環境工学研究室』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2014年6月3日(火)  参加者:11名

1953年に開館した三重県立博物館がリニューアルし、2014年4月19日にオープンした三重県総合博物館「MieMu(みえむ)」。今回は、その真新しい施設の視察に津市へ出かけました。

MieMu

MieMu

建物3階のレクチャールームで学芸員の天野さんから、オープンまでの経緯、建物概要、運営方針、展示内容などについて伺いました。視察の2日前には、早くも入館10万人を達成したそうです。

MieMu学芸員・天野さん

MieMu学芸員・天野さん

その後、説明を受けながら、館内を回りました。

学習交流スペースには、施設のシンボルである「ミエゾウ」の全身復元骨格が展示されていました。通常の展示室に加え、普段は入ることが出来ない収蔵庫エリアや撮影室なども見せて頂きました。

「ミエゾウ」の全身復元骨格

「ミエゾウ」の全身復元骨格

基本展示室

基本展示室

建物の東側は、既存の地形や植生を極力残した「ミュージアムフィールド」となっていて、階段や舗装には、三重県各地で産出した石材が使われていました。

ミュージアムフィールド

ミュージアムフィールド

駅近くの「津みやび」での昼食後、三重大学へ移動し、2012年3月にCNBで講演をして頂いた前田先生から、「風力発電の動向と三重大学における風力研究」の説明を受けました。国の政策の影響もあり、日本における風力発電の導入は2011年頃から漸減しているそうです。しかし昨年が底で、今年から漸増に転じ、2016年以降は急増が予想されているそうです。

三重大学機械工学専攻・前田先生

三重大学機械工学専攻・前田先生

講義室から実験室へ移動し、大型風洞実験設備なども見せて頂きました。

大型風洞実験設備

大型風洞実験設備

実験室の海側には、風車も設置されていました。

300kWの風車

300kWの風車

大学全体で、「スマートキャンパス実証事業」も行っているそうです。

最後に、大学内にある「レーモンドホール」を見ました。日本の建築界に多大な影響を与えたアントニン・レーモンド設計の木造モダニズム建築で、国の登録有形文化財となっています。

レーモンドホール外観

レーモンドホール外観

2013年に保存修理工事が行われましたが、それを指導・監修された菅原先生から説明を受けました。

三重大学建築学専攻・菅原先生

三重大学建築学専攻・菅原先生

内部は、丸太の架構をそのまま見せ、南と西の二面は全面ガラス戸になっていて、素朴でありながら洗練された印象でした。

レーモンドホール内観

レーモンドホール内観

三重大学を後にし、津駅で解散しました。

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視察会 『伊勢神宮/外宮界隈』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2014年1月17日(金)  参加者:13名

昨年は20年に一度の「式年遷宮」が執り行われ、CNBでも9月に「外宮参道発展会」の山本会長を講師にお招きし、講演会『遷宮を機に、新しい外宮前のまちづくりを語る』を開催しました。

今回は、その講演会のテーマでもあった、参道をはじめとした『外宮界隈』の視察会です。当日は、やや風が冷たかったものの好天に恵まれ、まずまずの視察日和でした。

スタート前に伊勢市駅前で、伊勢商工会議所の南浦さんから説明を聞きました。

伊勢商工会議所・南浦さん

伊勢商工会議所・南浦さん

駅前はきれいに整備され、新しい手荷物預かり所(兼休憩所)も出来ていました。また、今回の遷宮を機に復活した、木造の鳥居も設置されていました。

新しい「手荷物預かり所」

新しい「手荷物預かり所」

復活した木造の鳥居

復活した木造の鳥居

鳥居建立の記念碑には山本会長のお名前も

鳥居建立の記念碑には山本会長のお名前も

駅と外宮とをつなぐ参道には、飲食関係を中心に新しい店舗が増えていました。

参道の新しい店舗

参道の新しい店舗

参道の新しい店舗

参道の新しい店舗

歴史ある旅館、なかなかいい味を出している食堂も頑張っていました。

「山田館」

「山田館」

「若草堂」

「若草堂」

参道の中ほどにある山本会長のお店「伊勢菊一」は、刃物店であり、観光客への情報発信の場でもあります。中川店長(当時)に、お店の歴史や商品について話して頂きました。

「伊勢菊一」

「伊勢菊一」

参道の終点から外宮境内に進み、ここからは「お伊勢さん観光案内人」の佐熊さんに案内して頂きました。

「お伊勢さん観光案内人」の佐熊さん

「お伊勢さん観光案内人」の佐熊さん

今回の式年遷宮の付帯事業として創設された資料館「式年遷宮記念せんぐう館」に入りました。外宮正殿の原寸模型は、なかなかの迫力でした。

「式年遷宮記念せんぐう館」

「式年遷宮記念せんぐう館」

「せんぐう館」で神宮と遷宮について学んだ後、境内から参道に戻り、昼食会場である「あそらの茶屋」へ向かいました。「参宮あわび」で有名な「伊勢せきや」さんの新しい本店内にあるレストランです。

「あそらの茶屋」

「あそらの茶屋」

メニューは「めで鯛炊き込みご飯」でした。お正月なのでお酒を飲む人、せっかくなので「あわび」を注文する人もいました。お酒は、CNBの会員である「関谷醸造」さんの「純米大吟醸 姫心饌(ひめしんせん)」でした(伊勢せきやと関谷醸造とは、姻戚関係等はないそうです)。

「めで鯛炊き込みご飯」

「めで鯛炊き込みご飯」

昼食の後、再び境内に入り正殿に向かいました。

初穂料を納めれば「正式参拝・古殿地拝観」が出来るはずだったのですが、なぜか神楽殿で「御神楽奉納」もすることになりました。かなり待ちましたが、貴重な体験でした。

御神楽奉納後に頂いた「御神札、神饌」の品々

御神楽奉納後に頂いた「御神札、神饌」の品々

「御神楽奉納」が終わり、次は正殿での「正式参拝」でした。通常は入ることが出来ない御垣(外玉垣)内へ神主さんと一緒に進んで参拝しましたが、あっという間でした。

そしていよいよ「古殿地拝観」でした。20年に一度、しかも解体されるまでの半年間しか拝観できないとあって、けっこう気持ちが高揚しました。

間近で見る古殿は黒っぽく変色し、屋根も非常に傷んでいました。20年という歳月の長さを感じる一方、金属部分は古びず、金色に輝いていたことが印象的でした。

「外宮古殿地」(中まで入りました)

「外宮古殿地」(中まで入りました)

「御神楽奉納」で時間を取られてしまったため、正殿以外を参拝する時間はなくなり、「古殿地拝観」を終えて解散となりました。参加者の皆さんは、引き続き、思い思いの場所を巡られたようです。

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視察会 『あべのハルカス』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2013年10月23日(水)  参加者:14名

「あべのハルカス」は、大阪市阿倍野区に建設中の超高層ビルで、14階以下の百貨店は6月にオープン済みです。2014年3月のグランドオープンに向けて大変忙しい中、視察を受け入れて頂きました。

「あべのハルカス」の前に、建設金属製品のトップ企業である、㈱ユニオンの大阪ショールーム「アトリエユニオン/大阪」に寄りました。同社の立野純三社長は、CNBとも関わりの深い「関西ニュービジネス協議会」の会長でもあります。ショールームには、主力製品であるドアハンドル、レバーハンドルが数多く展示されていました。

アトリエユニオン/大阪

アトリエユニオン/大阪

OSTERIA SODO」での昼食の後、「あべのハルカス」に向かいました。国際ブランドホテル・最先端オフィス・都市型美術館・日本最大級百貨店など、先進的な都市機能を集積した立体都市で、ビルとしては日本一となる高さ300mを誇ります。(内部は撮影禁止のため写真なし)

あべのハルカス

あべのハルカス

現場事務所で、設計・施工を担当した建設会社の方から説明を受けた後、現場へ移動し、17階のオフィスロビーや28階のオフィスモデルなどを案内して頂きました。

最上部の58~60階は展望台となっていますが、オープン後に有料施設となるため昇らせてもらえませんでした。

「あべのハルカス」を後にし、「新世界」へ移動しました。この界隈は、通天閣を中心に、庶民的な繁華街として親しまれていましたが、1990年代までは衰退傾向にありました。しかし最近は、発展していない「昔の繁華街」の雰囲気が却って観光資源となり、人気スポットになっています。

通天閣」の下で「オールスター大阪ウォーク」(主に外国人を対象としたツアーガイド)の渡邉さんと待ち合わせ、まず串カツ屋へ入りました。

「オールスター大阪ウォーク」渡邉さん

「オールスター大阪ウォーク」渡邉さん

串カツ「やまと屋」

串カツ「やまと屋」

建物や町並みを見ながら移動し、包丁専門店に入りました。オーナーはカナダ人男性で、堺の包丁の切れ味に魅せられ、それを観光客に伝えるため、ここに店を構えたそうです。

雨の「新世界」

雨の「新世界」

大衆演劇場「浪速クラブ」

大衆演劇場「浪速クラブ」

映画館「国際劇場」

映画館「国際劇場」

包丁専門店「TOWER KNIVES OSAKA」

包丁専門店「TOWER KNIVES OSAKA」

再び通天閣まで戻り、「ビリケン像」が置かれている5階の展望台(地上87.5m)に上がりました。

「通天閣」から見下ろす「新世界」

「通天閣」から見下ろす「新世界」

最先端の「あべのハルカス」を見た後だっただけに、一層、この界隈の魅力を感じることができました。

その後、「鯛よし百番」で懇親会を行ない解散しました。

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講演会 『遷宮を機に、新しい外宮前のまちづくりを語る』

<名古屋商工会議所との共催>

日程:2013年9月13日(金)  参加者:44名

講師:外宮参道発展会 会長 山本武士 氏

JUING合同会社 代表、BUD PALMS 代表)

20年に一度の「式年遷宮」が、いよいよ10月にヤマ場を迎えます。これに合わせ、外宮周辺では新たなまちづくりが進められてきました。内宮周辺に比べ、やや賑わいが足りない印象でしたが、相次いで新しい店舗が開き、鳥居復活を含めた駅前の整備も完了しました。昨年には、資料館「式年遷宮記念せんぐう館」もオープンし、参拝客も増加傾向にあります。

今回の講師である山本氏は、鳥居再建を中心となって呼び掛けて来た方で、参道周辺の店舗で構成される「外宮参道発展会」の会長を務めておられます。また、実家であった旅館の跡に建つ商業ビルで、アウトドアショップも経営されています。

山本武士 氏

山本武士 氏

「伊勢の伝道師」である山本氏に、「まちづくりへの想い」「まちづくり活動」「最近の取組み」を中心に、外宮の復活・再興について語って頂きました。

講演会風景

講演会風景

「外宮参道」というやや特殊な場所での活動・取組みではありますが、地方都市の街づくりや商店街再生の参考になる手法も多くあり、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。

来年1月には初詣を兼ね、現地の視察も計画しています。

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視察会 『長良川うかいミュージアム』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2013年8月7日(水)  参加者:13名

1300年以上の歴史を持つ「長良川の鵜飼」は、岐阜市が誇る文化資産です。それを「護り・伝え・広める」ことを目的に、1年前にオープンした「岐阜市長良川鵜飼伝承館(通称:長良川うかいミュージアム)」を視察しました。

ミュージアムへ行く途中、岐阜市が管理運営する全国唯一の市営造船所「岐阜市鵜飼観覧船造船所」に寄りました。ここでは、鵜舟や観覧船が造られており、2005年から一般公開も行われています。

「岐阜市鵜飼観覧船造船所」

「岐阜市鵜飼観覧船造船所」

実際に鵜匠が使用していた鵜舟や説明パネルが展示されていました。

「鵜舟」

「鵜舟」

説明パネル

説明パネル

長良川うかいミュージアム」に移動し、まず小田嶋館長から概要説明を受けました。鵜飼の開催期間(5月~10月)以外でもその魅力を広く発信する、通年型の観光拠点として活動されているということでした。

「長良川うかいミュージアム」

「長良川うかいミュージアム」

広がりのある「エントランスホール」

広がりのある「エントランスホール」

小田嶋館長による説明

小田嶋館長による説明

次に、辻副館長の案内で展示室を回りました。

展示室の入口は2階にあり、映像や原寸大の鵜舟を見ながら1階へ下りて行く構成になっていました。

長良川の右岸に面し、対岸の金華山に正対する恵まれたロケーションで、2階の「景観ラウンジ」からの眺望は特に素晴らしかったです。

「景観ラウンジ」

「景観ラウンジ」

長良川対岸の「金華山」

長良川対岸の「金華山」

ミュージアムを後にし、実際に観覧船に乗って「ぎふ長良川鵜飼」を見学しました。

「鵜飼乗船場」

「鵜飼乗船場」

鵜匠の方から鵜飼や装束についての説明を聞いてから、観覧船に乗り込みました。観覧船では、お弁当を食べながら、ガイドさんのお話を聞きました。

鵜匠の方による説明

鵜匠の方による説明

私たちが乗った「観覧船」

私達が乗った「観覧船」

ガイドさんによるお話

ガイドさんによるお話

次第に周囲が暗くなる中、赤く燃える篝火が川面に映り、非常に幽玄な雰囲気でした。

川面に映る篝火

川面に映る篝火

日本の伝統・文化を堪能し、岐阜駅で解散しました。

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視察会 『旧甲子園ホテル』

<ゆうビジネス部会、おもてなし力向上部会との共催>

日程:2013年6月25日(火)  参加者:10名

1930年、兵庫県西宮市に竣工した「甲子園ホテル」は、幾度かの変遷を経て、現在は「武庫川女子大学甲子園会館」となっています。「生活美学研究所」、「生活環境学部建築学科」としての利用に加え、学外の人を対象とした「オープンカレッジ」も開設されています。2009年には国の登録有形文化財にもなったこの建物を視察しました。

模型

模型

まず、スタッフの方から外部の説明を受けました。様々な素材の組み合わせにより、華麗でモダンな印象でした。

外観

外観

内部は、超高級ホテルであったことを感じさせる、重厚かつ高揚感のある空間でした。

ホテル時代は宴会場であった「西ホール」

ホテル時代は宴会場であった「西ホール」

建物の価値を広く伝えるため、学外への開放や、無料の見学対応をされている姿勢に感心しました。

次に「神戸酒心館」へ向かいました。1751年、灘五郷(阪神間の酒造りに適した五地域)の一つである「御影郷」で創業した酒蔵です。第二次世界大戦や阪神淡路大震災の被害を乗り越え、お酒と共に文化を楽しむ各種施設が設けられています。

「長屋門」

「長屋門」

蔵元ショップ「東明蔵」

蔵元ショップ「東明蔵」

スウェーデンの取引先が主催者側に薦めたことがきっかけで、2008年、益川敏英氏らがノーベル賞を受賞した際の晩餐会で「福寿 純米吟醸」が振る舞われました。その後、日本人が受賞した際の定番となっています。

まず醸造棟「福寿蔵」の1階で、スタッフの方の説明を聞き、その後、上階へ移動し工場を見学しました。

多目的ホール「豊明蔵」は、阪神淡路大震災で被害を受けた木造の酒蔵を修復・再生した施設で、落語やコンサートなど、様々なイベントが行なわれているそうです。

多目的ホール「豊明蔵」

多目的ホール「豊明蔵」

敷地の一角に作られた小さな田んぼでは、地元小学生が毎年田植えをしているそうです。

日本酒の製造を根幹に据えながら、新しい業態を取り込み、それぞれが相乗効果を発揮しているようでした。また、「小学生の田植え」に象徴されるように、地域貢献にも熱心であると感じました。

敷地内の「さかばやし」で懇親会を行い、帰路に着きました。

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第4回 なごや美酒欄開催しました

平成24年9月29日(土)
名古屋商工会議所 大ホールにて
第4回 なごや美酒欄が開催されました。

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今年は25蔵、84銘柄が出品されました。

今年は25蔵、84銘柄が出品されました。

約30名のプロ(杜氏など)の舌で、出品酒を評価。

約30名のプロ(杜氏など)の舌で、出品酒を評価。

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視察会 『アクアイグニス』

<ゆうビジネス部会との共催>

日程:2013年5月23日(木)  参加者:16名

「湯の山温泉の近くにできた新しい施設が人気で、周辺道路がえらく混んでいる」という話を最近よく聞きます。今回は、その新しい施設「アクアイグニス」を視察しました。

元々、道路の南側に温浴施設「片岡温泉」がありましたが、その場所に高速道路の建設が決まったため、道路を挟んだ向かいの敷地へ移転することになったそうです。共同事業者は、パティシエの辻口博啓氏、イタリアンシェフの奥田政行氏です。

まず、なかなか予約が取れないレストラン、「サーラ ビアンキ アル・ケッチァーノ」での昼食でした。料理はとてもおいしく満足できるものでしたが、サービスやオペレーションの面で、人手が足りていない印象でした。

「サーラ ビアンキ アル・ケッチァーノ」入口

「サーラ ビアンキ アル・ケッチァーノ」入口

昼食の後は自由行動でした。分棟配置された建物の間には大きな水盤が設けられ、周囲の山並とも相俟って、非日常的なリゾート空間を創っていました。

水盤と建物と山並

水盤と建物と山並

新しい片岡温泉は、ロビーも含め非常に広々とした造りでした。竹林風呂(露天風呂)も設けられており、ゆったりくつろぐことができました。

「片岡温泉」外観

「片岡温泉」外観

「片岡温泉」ロビー

「片岡温泉」ロビー

敷地内には、そのほかにも様々な施設や場所が用意されていました。

ベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」

ベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」

貸農園「畑っちぁーの」

貸農園「畑っちぁーの」

結婚式も行える「アネックス」

結婚式も行える「アネックス」

個々の施設は特別なものではありませんが、それらの組み合わせによっては、あまり便利でない場所にでも集客できるという発見がありました。

「アクアイグニス」を後にし、歩いて数分の「パラミタミュージアム」に向かいました。

主要な収蔵展示品は、小嶋千鶴子氏(イオン㈱名誉会長相談役・岡田卓也氏の姉)が収集されてきた美術品です。千鶴子氏が名誉館長を、卓也氏が館長を務めておられます。

「パラミタミュージアム」外観

「パラミタミュージアム」外観

まず、湯浅学芸部長に施設概要を説明して頂き、続いて作品を解説して頂きながら館内を回りました。

湯浅学芸部長による説明

湯浅学芸部長による説明

とても居心地のよい美術館で、内外の空間も非常に魅力的でした。母体となる企業を前面に出すことはなく、「芸術・文化を核とした地元への貢献活動」の好例でした。視察後には、開館10周年記念の書籍「パラミタミュージアムのあゆみ」を一冊ずつ頂きました。

「パラミタミュージアムのあゆみ」

「パラミタミュージアムのあゆみ」

四日市まで戻り、吉田類氏も訪れた居酒屋「うま安」で懇親会を行い解散しました。

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